DTMを始めようと思ったとき、パソコンやDAW(音楽制作ソフト)と並んでよく目にする機材がオーディオインターフェースですよね。
DTM関連の機材を調べていると、オーディオインターフェースは絶対必要なアイテムのように紹介されていることも多いです。
しかし、実際のところオーディオインターフェースがなくてもDTMはできます。
パソコンに最初から搭載されているオーディオ機能を使えば、音楽制作を始めることは十分可能です。
では、なぜ多くの人々がオーディオインターフェースを使っているのでしょうか?
それは、オーディオインターフェースがあることで、音楽制作がより快適になり、できることも増えるからです。
今回は、オーディオインターフェースがなくてもDTMができる理由と、導入することで便利になること、そして必要になる場面について解説します。

1. オーディオインターフェースがなくてもDTMはできる
まず知っておきたいのは、オーディオインターフェースはDTMを始めるために絶対必要な機材ではありません。
パソコンには、音を再生したり録音したりするためのオーディオ機能が標準で搭載されています。(ノートパソコンの場合でデスクトップパソコンはマイクやスピーカー、またはヘッドホンが必要になります。)
そのため、DAWをインストールすれば、パソコンに搭載されているオーディオ機能を使って音楽制作を始められます。
例えば、次のような制作であれば、オーディオインターフェースがなくても問題ありません。
- ソフト音源を使った作曲
- MIDIキーボードやマウスを使った打ち込み
- ドラムやベースなどの打ち込み
- サンプル音源を使った楽曲制作
- ミックスや簡単なマスタリング
特に、パソコン内のソフト音源やサンプル素材を中心に制作する場合、オーディオインターフェースがなくても十分にDTMを楽しめます。
例えば、FL StudioなどのDAWを使って、打ち込み中心の楽曲を作るのであれば、最初から高価なオーディオインターフェースを購入する必要はありません。
まずはパソコンとDAWを用意して、音楽制作を始めてみるのも良いでしょう。
2. オーディオインターフェースがあると何が便利なの?
では、オーディオインターフェースを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
大きく分けると、音の入出力が便利になることと、音楽制作の環境が快適になることです。
①ヘッドホンやスピーカーを接続しやすくなる
オーディオインターフェースには、ヘッドホン端子やスピーカーを接続するための出力端子が搭載されています。
パソコンのイヤホン端子でも音を聴くことはできますが、オーディオインターフェースを使えば、音楽制作に適したモニターヘッドホンやモニタースピーカーを接続しやすくなります。
基本的にオーディオインターフェースはデスクの上に置くのが一般的なのでヘッドホンのギター、ベース、マイクなどのプラグの抜き差しが非常に楽に行えます。
デスクトップパソコンの背面にいちいち周って抜き差しはやってられないしヘッドホンのコードもそこまで長くはないでしょう。
また、ヘッドホンの音量を手元のノブで調整できるのも便利なポイントです。
制作中に音量を変更したいとき、パソコンの設定画面を開く必要がありません。
② マイクや楽器を直接録音できる
オーディオインターフェースの大きな役割のひとつが、外部の音をパソコンに取り込むことです。
例えば、次のような音を録音できます。
- ボーカル
- アコースティックギター
- エレキギター
- ベース
- マイクを使った生楽器の録音
マイクや楽器を接続する入力端子があるため、外部の音をDAWに直接録音できます。
また、マイクプリアンプやファンタム電源(48V)を搭載したモデルであれば、コンデンサーマイクを使ったボーカル録音などにも対応できます。
打ち込み中心のDTMでは必要ないかもしれませんが、自分の歌声や楽器の演奏を楽曲に取り入れたい場合には、とても便利な機材です。
③ 複数の機材を接続できる
オーディオインターフェースには、モデルによって複数の入力端子や出力端子が搭載されています。
例えば、マイクとギターを同時に接続したり、複数のモニター機器に音を出したりできます。
また、外部シンセサイザーやハードウェア音源などを使う場合にも便利です。
制作環境が充実してくると、パソコン以外の機材を接続する機会も増えてきます。
そのようなとき、オーディオインターフェースがあると接続環境を整理しやすくなります。
3. オーディオインターフェースが必要になる場面
ここまで紹介したように、オーディオインターフェースにはさまざまなメリットがあります。
では、どのような場面で必要になるのでしょうか?
ボーカルや楽器を録音するとき
マイクやギターなどをパソコンに接続して録音したい場合、オーディオインターフェースが必要になることが多いです。
特に、XLR接続のコンデンサーマイクを使う場合は、マイク入力とファンタム電源を備えたオーディオインターフェースが必要になります。
モニタースピーカーを使って本格的にミックスするとき
モニタースピーカーを使って楽曲のバランスを確認したい場合にも、オーディオインターフェースが役立ちます。
左右のスピーカーを適切に接続し、音量を手元で調整できるため、ミックス作業が快適になります。
もちろん作曲中もモニタースピーカーを使うことで音の解像度が上がりより高音質な楽曲を作ることが出来ます。
外部の音源や機材を使うとき
ハードウェアシンセサイザーや外部エフェクターなど、パソコンの外にある機材を使いたい場合にも、オーディオインターフェースが必要になる場面があります。
こうした機材をDAWと組み合わせることで、制作の幅を広げることができます。
4. 最初から高価なオーディオインターフェースを買う必要はない
ここまで読むと、やはりオーディオインターフェースはあったほうが良いと思うかもしれません。
確かに、DTMを続けていくのであれば、いずれ導入を検討したい機材です。
ただし、最初から高価なモデルを購入する必要はありません。
まずは自分がどのような音楽を作りたいのか、どのような機材を使いたいのかを考えてみましょう。
例えば、
- 打ち込み中心なら、最初はパソコン標準のオーディオ機能でもOK
- ヘッドホンで快適に制作したいなら、ヘッドホン出力のあるモデル
- ボーカルを録音したいなら、マイク入力とファンタム電源を備えたモデル
- ギターを録音したいなら、Hi-Z入力を備えたモデル
- モニタースピーカーを使いたいなら、対応するライン出力を備えたモデル
このように、用途に合わせて選ぶことが大切です。
必要になったタイミングで導入すれば、無駄な出費も抑えられます。
実際、私自身もsteinbergの安いオーディオインターフェイスを使っております。ほぼ打ち込みでの作業なのでモニタースピーカーを繋ぐための機械と化してます。

5. まとめ:オーディオインターフェースはDTMを快適にする機材
オーディオインターフェースは、DTMを始めるために絶対必要な機材ではありません。
パソコンに搭載されているオーディオ機能を使えば、ソフト音源やサンプル素材を使った作曲は可能でしょう。
ですがオーディオインターフェースは無いと困ります。
オーディオインターフェースがあれば、音の入出力が便利になり、レイテンシーを抑えた演奏やマイク・楽器の録音、モニタースピーカーの接続など、できることが増えていきます。
特に、DTMを続けていくうちに、ボーカルを録音したくなったり、ギターや外部シンセサイザーを使いたくなったりすることもあるでしょう。
そうした制作スタイルの変化にも対応できるのが、オーディオインターフェースの魅力です。
最初から無理に購入する必要はありません。ノートパソコンならヘッドホンの抜き差しは簡単です。
しかし、デスクトップパソコンの方は購入は必須でしょう
まずは手持ちの環境でDTMを始めてみて、必要性を感じたときに導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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